CS・TAMAのマンガで知る患者の生活‥01

患者の多くが、仕事や家事や勉強など、物事に対する集中力が続かない事に悩みます。この集中力が散漫になる状態は、化学物質による脳中枢神経障害の症状に見られるものです。

デスクワークをしていても、気もそぞろで考えがまとまらず、いつまでたっても書類が完成しません。家事をしても、洗濯物を取り込んでは部屋の隅に放りっぱなし、料理は手抜きと、家事がおろそかになります。はた目にそれは、とても怠け者で、だらしのない人間に見えるのです。

特に病気発症以前は几帳面な性格だったり、家事をそつなくこなす主婦だったりすると、そのギャップは大きく、患者自身が「自分は怠惰な人間に墜洛した」と自らを責め悩み苦しむ事になります。

更に、化学物質に触れ体調不良に陥ると、体を起す事も辛く、ただ横になって回復を待つしかないのですが、その間、身近な家族の目には、何もせずゴロゴロしているだけと映るため、「だらしがない!」「いいかげん起きろ!」と言った言葉の追い討ちが掛けられるのです。

本来ならいたわり励ましてくれるべき家族から、このような言葉を浴びせられる事は、単に病気を理解して貰えない事への落胆だけではなく、「他人は無理でも、家族なら私の苦しさを分かってくれる」と言う患者の心の支えさえ打ち砕く事にもなります。

家族の中にあっても、心が離れた疎外感と寂しさは、時に患者を鬱状態へと追い込む事になり、それは患者の多くが体験する精神的苦痛の1つでもあります。

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